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ボクの細道 尾道
2017-02-14 Tue 02:59
尾道水道2 7

 尾道を初めて訪れたのは大学4年の秋、教員志望だった僕は就活=採用試験だったので9月の二次試験が終わるとあとは俎の鯉、採用されるかどうかは待つしかない、そこで1週間ほどかけて瀬戸内に一人旅に出た。鷲羽山から当時建設途中の瀬戸大橋を眺めつつ、笠岡諸島の真鍋島に立ち寄り、最後に訪れたのが尾道の街である。

 大林宣彦監督の「尾道三部作」が注目されていた頃で、僕もスクリーン越しにその素敵な風景に魅せられ、予てから憧れての訪問でもあった。
 
 今でも思い出すが、本当に趣あふれる街で、僕は3日ほどかけて街の中を散策した。

ロープウェイ 7

 当時、千光寺のロープウェイ乗り場の前に立っていると、見知らぬおじさんが声を掛けてくれた。

 「ロケ地案内しようか?」

 現在も「聖地巡礼」と呼び、映画のロケ地を巡るのが流行っているが、この当時からロケ地巡りはすでに存在していたのだ。僕は素直に「はい!」と笑顔で答え、半日ほどかけて「転校生」「時をかける少女」のロケ地を案内していただいた。
 観光案内所ではロケ地マップが配られていたのだが、そこには載っていないディープな場所も含めて映画の中の世界を見て回った、さらには解説付き、「ここはもう空き家になってててね、でも撮影当時は本当に住んでいた人がいてね・・」など。もちろん案内料はタダ、何とも温かく懐かしい思い出だ。

 僕はこの街が大好きになり、ペンネームに街の名前を拝借し、昨年尾道を舞台にした小説を出版するという長年の夢を叶えることができた。今回の訪問は「お礼参り」ならぬ「御礼巡礼」という気持ちである。

 尾道駅 7

 到着は夕刻、あいにくの曇り空である。晴れていれば、尾道水道の海も鮮やかだろうがちょっぴり残念・・海の光景も鉛色だ。

 フェリー 7

 日が暮れるまでの時間を使って早速街の散策に出かけた。この街の魅力は何といってもこの街並そのものだ、喩えるなら「レトロな箱庭」歩いているだけで思いっきりノスタルジーに浸ることができる。

 尾道映画資料館 映画の街 尾道 を象徴する施設だ。

 映画資料館 7

 映画博物館 7

 残念ながら権利の関係で大林監督に関する資料は皆無である。駅前にはこれまたレトロな映画館が・・入ってみたかったが上映時間の関係で今回は外観だけ。

 名画座 7

 何でもない路地裏に紛れ込む。
 「いいなぁ」
 歩いているだけで懐かしい気持ちになる、味のある風景に僕はしばらく「スクリーンの中の旅人」になる。

 町並1 7

 町並2 7

 電車 7

 気持ちよさそうにお昼寝中のネコ 

ネコ 7

 昔と違っていたのは駅前だけ、港に面して大型の商業施設が建設され、かつての面影はなくなっていたが、街中は学生時代に訪れた時と変わらない風景だった。込み入った路地道、くねくねと入り組んだ坂道、海と山と島と街が一体化した独特の雰囲気が今も僕を魅してやまない。

 坂道2 7

 坂道 7

 小学校の校舎もそれだけで文化遺産のようだ。

 学校 7

 しかし、街の中の人影はまばらだ。
 人口が減ってきているのだという、何しろ坂道だらけのこの街では車はもちろんバイクも自転車さえも使えない家が多く、高齢の方にとっては坂の上り下りが大変だ。家を新築、改築するのに重機や車が使えないのである!したがって、引っ越しの費用は平地の街の倍近くになるのだそうだ。

 新築の家が建てにくいがゆえに残されたともいえるレトロな街並、それは街の高齢化、若い人が移住しにくいことから過疎化という反面を持っていることを知る。旅人として訪れる僕は地元の方の話にしみじみと頷くだけだった。

 空き家 7

 街をあげて「空き家プロジェクト」と銘打ち、空き家に移住を促進する計画を推進中だ。

 十年後くらいに僕が済んでいるかもしれない(^^)

この日の宿はゲストハウス「ヤドカーリ」
 けっこうな大人になったので贅沢な宿に泊まれないこともないが、僕はもっぱらこうしたリーズナブルな宿か好きだ。相部屋、素泊まり、風呂なし、共同トイレ、1500円でのお泊りだ。

 ヤドカーリ 7

 2段ベッドが2つの4人部屋、僕の部屋は「二階」、ゲストハウスは圧倒的に外国人が多いがこの日の同部屋は日本人の学生と韓国人の旅人。

 ヤドナーカ 7

 ゲストハウスは小さなカフェバーを兼ねている。
 けっこう歩いたな。

 「おやすみなさい」

 ヤドソート 7


 翌日も生憎の雨、天気には勝てないので雨に関係ないアーケードを散策した。
 このアーケードは学生時代に来た時からあったものだ、記憶は美化されるというがあの頃と変わらない風景に三たび懐かしさがこみ上げる。

 「昭和」というか「明治」にも思える 銭湯 「大黒湯」
 
 大黒湯開店前 7
 
 残念ながら閉店し現在は「銭湯カフェ」に!
 なかなかオシャレでした。

 大黒湯 7

 下駄箱 7

 今回三日間の滞在時にはこのほかにも「さまざまな」出来事!があったのだが、それはいつか別の機会に譲ることにして、最後にとても素敵なお店を見つけたので紹介したいと思う。

 ゲストハウス「あなごのねどこ」

  あなごのねどこ

 文字通り 「超ーーー細長い」 ゲストハウス!

 ウナギの寝床 7

 併設のカフェでランチをいただきました。
 
 とても素敵なカフェです おススメ!

 店内 7

 電気ブラン 7

 店の中 7

 黒板 7

 学級日誌 7

 献立表 7

 給食 7

 
 うん十年ぶりに訪れた尾道の街は僕のことをあたたかく迎えてくれました(^^)

 心のなかで「行ってきます」とつぶやきつつ・・

 僕はこの絵葉書のような街をあとにした・・・



 箱庭にレトロ溢れて夢の道


 尾道水道3 7


 尾道ラーメン!!

 尾道ラーメン 7








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