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伊豆半島一人旅 (中編) 「町と歴史と海風と」
2013-07-08 Mon 00:00

 曇り空から「ダーク」をテーマに過ごした初日。僕はホテルでまったりとした夜を過ごす。夕食はバイキング、温泉には都合4回入り、平日ということでお客さんもまばら、ツインの部屋を独り占めして思う存分くつろぐことができた。いつも文庫本を持っていくのだがビールを飲むと必ず眠くなってしまい役に立ったためしがない。

 朝が来た。昨日とはうって変わって快晴である!

 今日こそ今回の旅のテーマである「美しい きれい ビューテイホー」な海を堪能するのだ!

 この日の僕のチョイスはフェラーリではなく定期観光バス、下田の町はコンパクトでフェラーリでも十二分に散策できるのだがそれぞれの観光地に立ち寄る度に入園料がかかる。観光バスでは全てが割引となるので自由さよりも経済を優先したのだ。

 では、下田の町を一緒にご覧下さい!

 バスに乗車、ベテランのバスガイドさんはなかなかお話も上手。しかし、最初の目的地下田港まで実質3分なのだ。あっという間に到着し、まずは黒船を1/4に縮小したという「サスケハナ号」にての港内クルーズ。

 バスガイドさん 乗客は全部で10名弱

26 バスガイド

 黒船「サスケハナ号」カッコイイ!

27 サスケハナ号

 船腹にある水車みたいなやつ 走り出すと実際にグルグル回っていた。

28 船腹

 おそらく飾りなのだろうけど気持ちよく回転!

29 航行中

 この日は快晴で海風が本当に気持ちいい!今回の旅のメインテーマ「きれいな海を見に行こう」はここに達成された。こういう時「旅はいいなぁ」と実感する。お金を貯めるのが趣味な人には旅や旅行は浪費にほかならないかもしれない、終わったあと物理的に何も残らないからだ。
 
 しかし、物として残らなくとも旅が好きな人は心が満たされる、充電だ。ゲームの世界でエネルギーがなくなりかけた時にポーションを手にすると一気にライフが回復するがあのイメージだ。日頃仕事で疲れて少しずつライフが少なくなってきたとき、旅はそこに新たなエネルギーを充電してくれる、それは美しい景色かも知れないし、美味しい料理かも知れない、旅先での出会いかも知れないし、自由な時間かも知れない。

 それが僕が旅を欲する一つの大きな理由である。だから、決して豪華でなくてもいいのだ。命の洗濯は洗濯板で十分に可能だ。

30 空と海

 船から望む下田海中水族館

68 水族館遠景

 洞窟も見えます

69 洞窟

 サスケハナ号の砲台

 31 砲台

 約20分のクルーズを終えて、このあとは下田の町の市内見学となる。

 下田港 とっても小さな港

65 下田港

 観光地として非常にコンパクトにまとまっている印象、この日はセット料金の魅力に負けてバスを選択したが前日にチョイスした「自転車」での観光がベストです。一日かければ自然も歴史も町並みも心ゆくまで楽しめるそんな場所です。本当に素敵な町ですよ!

64 下田案内図

 駅前のお土産屋さん

66 下田駅前

 続いては黒船開港博物館を見学となった。残念ながら撮影禁止のため写真は紹介できないけど非常に興味深い内容。

 下田は歴史の町でもある、歴史で習った知識では

「黒船」「ペリー」以上!

となるが博物館の資料を眺めていると当時のことがよく分かり興味深かった。幕末のいいところは僅かではあるが写真が残っているところである。ここか戦国時代などと違うところだ。戦国時代も興味深いがなにしろ古い分だけ残されているものは絵と文字だけだ。「どこまでが本当なのか?」「どこか想像の域を超えないのでは」の感がある。
 しかし、幕末は写真を見るに付け「ふむふむ、間違いなくこの事実は存在したのだ」という説得力にあふれているのだ。

 今回勉強したことベスト3

1 唐人お吉さん

 名前こそどこかで聞いたことがあったが、今回下田に来るまで僕の頭の中での知識は皆無に等しかった。この方初代アメリカ総領事のハリスが寝込んだ時、側近が看護婦を探していたのだが、周りがお妾さんを探しているものと勘違いし、当時17歳だった芸妓の「お吉さん」に白羽の矢が立ち、ハリスの元に向かうことになるのだ。
 お吉さんは幼馴染みの婚約者がいたため、固辞するも、アメリカサイドの執拗な要請に仕方なく承諾。通ったのはわずか三日間だけだったというが、まだ外国人に対する偏見だらけの時代である。戻ってきたお吉さんは周りから「バッシング」を浴び続け、次第に酒に溺れて、最後には入水して自らの命を断つのだ。
 観光ルートにはお吉さんが身を投げた「お吉が淵」がしっかりと入っている。
 恥ずかしながら、全く知りませんでした。正に時代に弄ばれた女性、そしてリアルなのは彼女の写真がはっきりと残っていることである。彼女の生涯に思いを馳せつつ資料を見学したが、今回の観光バスでは所要見学時間15分、次回尋ねる機会があればじっくりと見学したいところだ。

2 吉田松陰

 これまた、僕の歴史的知識によると

「松下村塾」以上!

となるが、吉田松陰はペリー来航の際、自分も海外へ連れて行って欲しいと直訴した。しかし、幕府の許可がなくてはそれもかなわず、はては密航を望んだことになるゆえ彼は門下生とともに自首をする。牢屋に入れられて尋問、その牢屋が下田にあったのだ。そして、その罪の償いとして命ぜられたのが「お前は萩へ行って若者に勉強を教えなさい」ということなのである。これが後の松下村塾につながっていく、いやぁ恥ずかしながら全く知りませんでした。

3 プチャーチン

 ペリー来航からわず4ヶ月後、ロシアのプチャーチンがディアナ号にて下田に来航した。プチャーチンについてはその人柄が偲ばれるエピソードが満載である。まず、国の命ということもあったが、あくまでも対話を重視して開港や条約の締結を迫ったことである。
 
 ペリーのやり方が

「おらおら、おめーら、国を開いておれの国のものを買わんかい!言うこと聞かないなら大砲撃っちゃうもんね、それでもええんか、はっきりせいや!」
 
という押し売り方式であったのに対しプチャーチンは

「あなたの国とぜひとも貿易を行いたい、平和的に話し合いましょう、私たちは武器で攻撃などはしません」
 
 というペリーとは真逆の紳士的なふるまいであった。

 次のようなエピソードが残っている。
 
 ディアナ号は翌年も来港した。その際に起きた大地震と津波によって船は大破するも、ディアナ号の船員は津波で溺れかけた地元の人々の救出に携わる。これを知った地元戸田の船大工たちが大破して国に帰れなくなったディアナ号の修理を手がける、「ロシアのお方に恩返しするんじゃ」と言わんばかりに、大破した艦を三ヶ月の突貫工事で修繕し完成させるのだ。
 
 プチャーチンは感謝のしるしとしてこの船を「ヘダ号」と名づけ、47名の部下とともに伊豆を後にする。
 
 なんともいい話ではないか!
 人間困ったときはお互い様なのだ!
 力の外交よりも対話の外交なのだ!

 のちに彼の遺言により戸田村に遺産の一部が寄贈されている。

 いやあ、勉強になりました!思わず帰京後、図書館に行き幕末の本を一気に五冊ほど借り、ふむふむと読みふける毎日である。歴史は面白いなぁ。下田にはペリーロードという場所があり観光客で賑わっている。

 下田の町にあるペリーロードの風景

 52 ペリーロード③

51 ペリーロード②

50 ペリーロード①

 こうして、下田にての半日は「海風と歴史」を携えて過ぎていったのでありました。

 天気がいいとそれだけでHAPPYな気持ちになるものです。最後に下田「寝姿山ロープウェイ」に乗車。頂上の展望台から見る景色は素晴らしいの一言です。水平線が丸く見えるというのがキャッチフレーズ、言葉通りに広がる海は今回のテーマにぴったり! 満足、満足・・

 ロープウェイ

53 下田ロープウェイ

 寝姿山展望台より

70 寝姿山展望台

 二人旅・・かな? 後ろ姿なのでお許しを きれいな海でしたね。

47 展望台

 というわけで下田の町を堪能した僕は、伊豆急にて次の目的地城ヶ崎海岸へ

 いざ、ゆかん!

46 銅像

 






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ありがとうございます
シュナイダーさんへ

歴史によく通じているようですごいですね、今回はとても勉強になりました。下田はとても素敵な町でした。ぜひまた、いろいろなことを教えてください。
2013-07-08 Mon 23:49 | URL | おのみちたかし #-[ 内容変更] | top↑
初めまして、訪問ありがとうございます^^

おお、サスケハナ号と言えば
コンティ太尉が艦長の東インド洋艦隊旗艦っすね。

下田って名前はよく聞くんすけど、行ったことないんですけど、
めっちゃええ場所っすね^^
行ってみたいです(`・ω・´)


プチャーチンってかなりの日本通だったらしく、
事前にモリソン号事件などを参考にしてやんわりと交渉しようとしたそうっすね。

ディアナ号の話は有名っすよね^^
あれは日本人の誠実さを示す俺たちにも教訓にしたいエピソードですよね。
2013-07-08 Mon 22:42 | URL | シュナイダー #-[ 内容変更] | top↑

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