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まぶしい草野球
2013-05-27 Mon 01:52
最近の話

 小学校の4年生の時、初めて買って読んだマンガがちばあきお先生の「キャプテン」であった。のちにアニメ化もされた名作。野球の名門青葉中学校から弱小墨谷二中に転校してきた谷口くんがレギュラーと誤解されてキャプテンに指名されたところから始まるこのお話は、少年時代の僕の心にものすごく大きな影響を与えた。
 僕は父親が野球嫌いだったため、小学校時代に一度もテレビのナイター中継を見たことがない。長島や王の全盛期に少年時代を過ごしながらその勇姿をリアルタイムで見たことがないという非常に稀少な存在であると我ながら思う。
 グローブもバットも持っていなかったし、近所の友達と野球をすることももちろんなかった。そんな僕と野球を結びつけてくれたものが「キャプテン」であり「ドカベン」あった。マンガなら隠れて読むことができる。

 やってはいけないと言われれば言われるほどやりたくなるのが人間の性というものだ。僕のかつての教え子に、家庭で一切のジャンクフードを禁じられている子がいた。家庭訪問に行った際に「我が家の教育方針ですの」とお母様はおっしゃったが、その後、彼が親に隠れてポテトチップを大人買いして貪り食べていたのを発見したとき、僕は思った。

「逆効果じゃん」

 思春期における下半身の衝動なども同じである。親が無理やり隔離したり、コントロールしようとしてもなかなかそれは難しい。オープンな方がむしろ健全に育つのではないか・・・と個人的にはそう思うわけだ。

 そんな小学校時代の反動から、僕は中学に入ると野球に熱中した。といっても野球部に入ることはできないので、それ以外の行動で昇華するのだ。ノートにプロ野球の全試合のスコアに勝ち投手と負け投手を記録して、夜はイヤホンをつけてラジオのナイター中継に没頭した。
 プロ野球手帳に書いてある12球団の選手はおろかコーチに至るまですべて覚えていたとおもう。チームと背番号を言われれば即、選手名が言えたくらいである。
 野球漫画も貪るように読んだ、ちばあきお先生の作品では「キャプテン」もよかったが、谷口くんが高校生になってからを描いた「プレイボール」が特に好きだつた。これまた弱小の墨谷高校が谷口君の力で少しずつ力をつけていくくだりが魅力的で何度も読み直したものだ。水島新司先生の名作「あぶさん」も愛読書のひとつ、おかげで今でも熱烈なパ・リーグファンである。

 大学生になると親の監視下から独立し、草野球チームを作って楽しんだ。今でも野球が大好きである。

 そんな僕も年を経るにつれて自分でプレーする機会はほとんどなくなっていった。ここ20年でボールを握ったのは子供の少年野球のコーチをした2年間だけである。

 さて、そんな僕だが、最近、うん十年ぶりに草野球に参加した。友人の野球チームへ「参加してもいい?」とおそるおそる尋ねると「いいよ」と快諾をいただいたのだ。体重も20代の時に比べると相当重くなっていたのだが、僕は心躍らせながら草野球の聖地、多摩川緑地へと向かった。

 「まぶしい草野球」・・・恋愛の神様「松任谷由美」氏の唄である。休みの日になると恋人が夢中になって出かけていく草野球を見ている女性の気持ちを唄った素敵な作品。

 日曜日の多摩川緑地はまさに「草野球天国」だ。10面近くあるグラウンドには様々なユニフォームの男たちかが心から野球を楽しんでいる。そして、それを見ている奥さんや子供達。

「なんか、いいなぁ・・」

 僕はグラウンドを眺めているだけで嬉しくなってきた。

 さあ、始動だ!

 (今日の目標はホームラン)と心密かに誓う。

 柔軟体操を始めるが、体が超合金のごとく曲がらない。

 (うむ、ホームランは欲張り過ぎかな、猛打賞くらいにすっぺ)

 目標は下方修正された。

 ランニングでウォーミングアップをすると100メートルほどで息が上がる。

 (うむ、まあ、ヒット1本打てればいいかな・・)

 目標は再び下方修正される。

 キャッチボールを開始、10級程投げたところで背筋に「ピキッ」という痛みが走る。

 (うむ、本日の目標は怪我をしないこと)

 目標は三たび下方修正されるのであった。

 
 各自のアップが終わり、監督が集合の号令をかける、いざ、試合開始だ。
 僕は7番ファーストという素敵なポジションをいただき、夏を思わせる五月のグラウンドに走りでた。

 空が青く、風が心地よい。

(なんだか、いいなー これ)

 それから約2時間、僕はグラウンドにいる楽しさを心ゆくまで味わった。いくつかエラーもしたし、ヒットも打てなかったけど。グラウンドで声を出しているだけでこれが楽しいのだ!

 試合は 四死球20個超、失策10個超、それはそれは素敵な試合展開だが、エラーをしてもフォアボールを出しても、だれも責めたりしない。みんなで「ドンマイ、ドンマイ」である。

 本格的な野球人に言わせれば「ぬるすぎる」試合だとは思うが、僕にはこんな「草野球」が楽しい。一生懸命やってみんなで「ドンマイ、ドンマイ」ヒットを打ち、ベースを回ったあたりでコケては「ドンマイ、ドンマイ」得点もものすごい、1イニングに12点入れられる、合計で32点取られても「ドンマイ、ドンマイ」やっとの思いで3アウトを取れば、みんなで笑顔だ。


 次にプレーできる機会があれば目標を「ダブルプレーの完成」あたりにおいてみたいと思う。

 「がんばれの 声もまぶしい 草野球」



多摩川に行く途中で出会った「みどりの山手線」

みどりの山手線2

まぶしい多摩川の土手

遠景

試合を見ている人たち

道

♫ カットバセーー!

バッターボックス

なかなか見られない衝撃のスコア

スコアボード


 それでも素敵さ「草野球」!





  
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